まじでやばい話なので、色々と伏せ字にしてフェイクを細かく入れて書いてみます。
ボクは東京都の新宿区で生まれたのですが、小学校の途中からコロナで亡くなったコメディアンのS氏が名誉市民になっているH市に引っ越しました。ここで沢山の個性的な友人に出会いました。
ここでは沢山のおかしなエピソードがあるのですが、その中でもガチの事件のうちの一つの話を書いてみます。
当時ボクは19歳で大学生でした。同級のDQNの友人達も少しは落ち着いてきて働いている奴が多かったです。
H市の隣は多摩湖狭山湖という貯水池を挟んで埼玉県になっています。
お隣の埼玉県T市とＨ市のDQNは長年抗争関係にありました。
後輩の現役世代も引き続きT市に族車で侵入しては、DQNグループ同士で乱闘をしていたようです。
そういう時期にボク達の後輩に当たるH市DQNのAが湖の畔に埋められていたのが見つかりました。ちんでました。
T市のDQNグループにマジで危ないやつがいてやられたという噂でした。
現役H市DQNはそれに対する報復を行い、T市DQNグループの男女見境なく暴行を加え、女の子が重症を負ったという噂が流れていました。
ボクはもともと小学校からの付き合いがあっただけでDQNグループとは関わっていなかったし、同級のDQNグループにしてもすでに現役ではないので他人事でした。
「最近の若いやつはやべぇよな～」という感じだったと思います。
そんな時期に友人のW君がいなくなりました。
職場から自宅に帰らず、翌日から仕事を無断欠勤しているとのことで、W君の親から相談を受けた友人達がボクに「W君知らない」と訪ねてきました。
推察の結果「どうせ新しい彼女でも出来て猿みたいになってんじゃないの」という結論に落ち着きました。
その翌日にW君が友人宅に現れたようで、友人全員に来てほしいとの連絡がありました。
ボクも暇だったので「今度はどこの子なのか聞いてみよう」くらいの感じでW君のところにでかけました。
ここからがW君から聞いた話です。
仕事が終わって洗車場で車を洗ってたらハイエースみたいなバンからDQNが5人くらい出てきてそのまま拉致られて目隠しをされてどこかに連れて行かれて「仲間の家を教えろ」とか言われて殴られた。
後輩が抗争しているT市のDQNたちが仕返しに来たみたいで、間違えて俺を拉致ったみたい。
(*´ω｀*)確かにW君は配管屋の見習いをしていて紫のニッカを履いて、作業中じゃまにならないようにアイパーをかけていたのでDQNに見えたと思います。
W君がいうには、ブロックで頭殴られたけどブロックが割れた。俺の頭硬くて助かった。マジで殺されるかと思った。
Aをやったのは俺だとか言われてナイフで脅されたりした。目つきがおかしいからマジで殺されるかと思った。けど知らないから「マジで人違いだから」っていっても信じないで、ボコボコに殴られたけど全員へなちょこだから耐えられた。こいつも狭山湖に埋めようとか言われて、連れ回されたんだけど車から飛び降りて逃げてきた。クルマと免許を取り返しに行くから付き合ってほしい。ただ警察に行ったり仕返しにきたら親を殺すとか言われてるから揉めたくない。
(*´ω｀*)意外にも親思いのW君に感動するはずもなく「ほんとは女に騙されただけだろ。美人局的な。嘘ばっかつくなよ」とボクは言ってみました。
「その空気読めない感じサヤくんらしくて助かった実感が湧いてきた」と半泣きのW君。たしかに頭には巨大なコブがありました。
その日の夜、暗くなってからT市のそれっぽい場所を探してW君の車を発見。
拉致グループが乗り回してガス欠なのか故障なのか、動かないので牽引して地元に戻るも免許証が見つからなかったので、警察にいくか、DQNらしくいくか話し合って、DQNはDQNらしくこうという結論に至ったのでボクは関わりたくないので抜けることに。
腐っても古い付き合いなのでW君を助けてあげようと協力したけどDQNらしく行くということは違法行為も辞さないということなので、ボクは協力をしない判断をしました。
その後の顛末は話を聞いただけですが、原因をつくったH市の後輩現役DQNたちをW君グループがしばこうとしたらもっと上の先輩DQNにすでにシバかれていて、W君の免許も先輩DQNが自宅に届けてくれて、T市のDQNグループは警察に捕まって一件落着となりました。
遺体で見つかったAのお兄さんがやっぱりDQNだったので、そっちが動いてた可能性が高いとのことでした。
美しい湖を舞台に起こった身近な不幸話。
W君は基本悪くないけど、紫のニッカとアイパーではなくて紺のリクルートスーツに横分けメガネなら巻き込まれなかったかもしれないと考えると、服装って大事なんだなと思いました(*´ω｀*)
