さやさやの為替地図

頑張れば頑張るほどはまるFX沼からの脱出の物語

映画監督の性的強要の記事を目にして思い出した個人的なこと

家族に相手にされなくてボッチなおじさん、さやさやです。

ツイッターで映画監督が女優さんに性的な行為を強要したというニュースを目にしました。似たようなニュースも何件か続けて目にしたました。
記事を詳しく読んではいないのですが、仕事で強い立場にあるおっさんが弱い立場の女性に、

「仕事欲しかったらエッチなことさせてハァハァ」という外道な要求をしていたということだと認識しました。

この記事を見て「ボクもこれにならないか不安だったんだよな」という記憶が蘇ってきました。
仕事で強い立場のおっさんが女性に性的強要という外道の構図に自分もなっているのではないかと、嫁タソと付き合い始めた頃にとても気にしていました。

過去を振り返ります。
ボクは何度も書いてますがバツイチで今の嫁タソと出会ったのは8年くらい前の仕事の面接でした。

今は一緒に暮らしていますがその時は娘二人は前の奥さんと暮らしていました。
ボクは離婚を機に生まれ育った東京を離れ、仕事の拠点を栃木県に移したばかりで、娘たちとは近い将来一緒に暮らすことになっていたので、会社の近くの地平線が見えそうな郊外に庭付きの一戸建てを借りて、超絶寂しいおっさんの一人暮らしをしていました。

私生活では一人暮らしの広い家と会社の往復の孤独な毎日。

仕事は順調で、デザイナー的な仕事をしてくれる人を探していたのですが、その募集に嫁タソが問い合わせてきました。

「小さい子供が居るので最初のうちは仕事量はこなせないのと仕事中は見えないように隠すけれどタトゥーが複数入っています。仕事をするにあたって悪い条件を隠していたと思われたくないので最初にお伝えします」というメール内容に誠実さを感じたので一度会ってお話しましょうということになりました。
嫁タソはエンジニア系の仕事をしている旦那さんと上が小学生で下が2歳の二人の男の子がいる4人家族で、仕事のキャリア的には全く問題がありませんでしたが、本人は下の子が小さいことと何よりもタトゥーが入っているのを気にしていました。

ボクが、ぜひ出来る範囲でかまわないので仕事をしてほしいと伝えたときも、

「タトゥーが入っているのに本当に良いのですか?こんなに良くない条件ばかりなのに?」と驚いてました。

タトゥーとか入れ墨とか彫り物とかあの系は日本では受け入れられにくいモノだというのは知っています。ボクの地元で一緒に育った友達の中にも3人ほど入れ墨を入れましたが、居酒屋でいきなり脱ぎだしたり、良からぬものを販売していたり、弱いものには強く、強いものには徹底的に弱かったり、3人とも本当にロクでもない事しかしない出来ない馬鹿どもなので、そういう見た目をしている輩が忌み嫌われるのはしょうがないと思います。
そいつらは背中で鯉が滝を登ってたり、桜が舞ってたり、仏像みたいなものが立ってたり、入れ墨の柄が威圧的で顔も動きも実際に威圧的なので、嫁タソの誠実な態度と手首のハートとはまぁ別物だとボクは思いましたが、世間の目は厳しいのでしょうね。

嫁タソは今でもタトゥーについて話題にすると身構えたような感じになります。タトゥーが原因で色々と嫌な目にあっているのも知っていますのでしょうがないのかなと思うのですが、もしもボクがタトゥーが好きで実際にドウェインニキのようなタトゥーを入れたとしたら誰に何を言われても気にしないで

「サモアの誇り。ボクとニキの兄弟の証」とか言って自慢すると思うのですが、
嫁タソの場合にはPTAに参加する時にはひたすら隠して、沖縄に旅行に行くような、知っている人に合わない可能性が高いケースではわざとチラチラ見えるようにします。これがオサレな女心なのでしょうか。ボクには理解がむずかしいです。

すげぇ話がそれましたが、傍から見ればボクは仕事上の強い立場で、嫁タソは仕事をもらう弱い立場という関係に見えるかもしれません。ボクはそんな事は思って無くて一緒に仕事をする仲間という意識ですが世間の目は厳しいものです。

嫁タソがタトゥーがあるといった時に「全裸になってどこにあるか確認させれば仕事をやる」というようなことが映画界では行われていたということですよね。こんな事するのは人の道を外れた外道ですね。
ボクはやってないです(*´ω`*)シンジテクダサイ

嫁タソとの出会いはそんな感じで、その後数年は仕事だけの関係でしたが、ボクの子供のほうが少し学年が上でPTAの役員をやった経験があったので、主に子育てや学校の行事とかPTAのことなんかを休憩時間などに話すようになりました。

あんまり詳しく書けないのですっ飛ばしますが、嫁タソもなんだかんだあって離婚して、お互いバツイチです。するとお互い独身なわけなので、二人きりで会社以外の場所で会うのもそれほどまずいことではないので、嫁タソから「子育てのことで相談乗ってもらえませんか」とかいわれて一緒に御飯を食べに行ったりするわけです。

このあたりでボクが思ったのは「立場を利用してシングルマザーに言い寄るやばい社長みたいになってないか」という事でした。

噂話が好きな会社のパートのおばちゃんが

「ねぇねぇ、知ってる?うちの社長さぁデザイナーの〇〇さんに仕事あげる代わりに付き合えとかって言って仕事以外でも連れ回してるらしいよ。〇〇さんも離婚したばっかでお金ないからあんなブサイクの言いなりになってるって、二人共ほんと気持ち悪いわよね」

なんて言ってるんじゃないかと不安で不安で、仕事以外で会うのはやっぱりやめようかなとか悩みました。

が、結果はお付き合いすることになり「結婚しちゃえば周りの目とか関係なくね」という名案が浮かんだので、さくっと結婚に至ったのですが、もしこれが結婚しないで破局した場合、嫁タソが自ら仕事を辞める可能性もあるわけなので、そうすると、

「社長からの性的な要求を断ったので仕事を干された」とか噂になる可能性もあったわけです。

嫁タソが悪女なら「最初から恋愛感情なんて無くて、社長に仕事を続けたければと性的強要をされ続けて苦痛だったので謝罪と賠償を」なんて訴訟になる可能性もあったのかも。

人生は選択の連続の結果でトレードと通じるものがある気がします。

最後にちょっと真面目に。
こういう被害にあった人は容赦なく性的強要を断って、その証拠を抑えてガンガン表沙汰にするべきだと思います。同時に、そういう監督の作品も一切公開しないルールにしてしまえばスポンサーは損しますので監督の事前の身元調査的なものも厳しくなって、性的強要をやりたくてもやったら仕事がなくなるという状況を作るのが良いような気がします。

良識があり、思いやりがあり、自制心のある人はそんなことやれと言われてもやらないと思うので、やる人は見張ってないとやる人なんだと思っておいた方が良いような気がします。見張れる仕組みづくりを作る第一歩としても声が表面に出てくるのは好転しようとする力がすでに働いているんだと思います。

被害に合われた方の勇気ある声に敬意を表すと供に、心の傷が一日でも早く癒やされますように願います。

さやさや(*´ω`*)